シャワーホースの根元からの水漏れに悩まされ、自分で交換を決意したものの、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。今回は、私が実際に経験した交換時の失敗談と、その対策についてお話しします。 最初の失敗は、適合しないホースを選んでしまったことでした。インターネットで購入する際、見た目だけで判断してしまい、いざ取り付けてみようとしたら、水栓側のネジのサイズが合わないという事態に。これは、メーカーによってネジの規格が異なることを知らなかったのが原因です。対策としては、購入前に必ず現在使用しているシャワーホースのメーカー名や型番、水栓の接続部の規格を確認することです。できれば、シャワーヘッドや混合栓のメーカーも調べておくと安心です。 二つ目の失敗は、ナットの締めすぎです。水漏れを恐れるあまり、力を入れすぎてナットを締め付けすぎた結果、パッキンが破損してしまい、余計に水漏れが悪化してしまいました。 ナットは手で締めるのが基本で、最後にモンキーレンチなどで軽く増し締めする程度で十分です。 締めすぎると、パッキンだけでなく、ホースや水栓本体を傷つけてしまう可能性もあるので注意が必要です。 三つ目は、止水栓を閉め忘れて作業してしまったことです。これは最も初歩的なミスですが、急いで作業に取り掛かったために、うっかり忘れてしまいました。結果、古いホースを外した途端、水が勢いよく噴き出し、浴室中が水浸しに。作業前には必ず、浴室の止水栓、または水道の元栓を閉めることを徹底しましょう。 これらの失敗から学んだことは、事前の情報収集と確認、そして焦らず丁寧な作業が何よりも大切だということです。もし自分で交換作業を行う場合は、これらの失敗談を参考に、万全の準備で臨んでください。それでも不安な場合は、迷わず専門業者に依頼するのが賢明です。プロの知識と経験があれば、トラブルなく確実に交換してくれるでしょう。