毎日何気なく使っているお風呂のシャワーホース。特に根元の部分は、常に水圧がかかり、曲げ伸ばしされるため、知らず知らずのうちに劣化が進んでいます。快適なバスタイムを維持するためには、シャワーホースの根元が発する「寿命サイン」を見逃さないことが大切です。 最も分かりやすいサインは、やはり「水漏れ」です。シャワーヘッドとの接続部分や、水栓金具との接続部分から水滴が垂れていたり、にじみ出ていたりする場合は、パッキンの劣化やナットの緩みが考えられます。特に、シャワーを浴びている最中だけでなく、使用していない時にも水滴が見られる場合は、早急な対処が必要です。放置すると、水道代の増加や、浴室の床や壁の傷み、カビの発生にも繋がります。 次に、「ホースの硬化やひび割れ」も重要なサインです。シャワーホースはゴムや樹脂でできており、長年の使用でお湯と水の温度変化に晒されることで、徐々に弾力性を失い、硬くなっていきます。表面に細かいひび割れが見られるようになったら、内部も劣化が進んでいる証拠です。硬くなったホースは、絡まりやすくなったり、折れ曲がりやすくなったりするだけでなく、突然破裂して水が噴き出す危険性もあります。 「ホースの絡まりや折れ曲がりがひどくなる」のも見逃せないサインです。 劣化したホースは、柔軟性が失われるため、以前よりも絡まりやすくなったり、一度折れ曲がると元に戻りにくくなったりします。これにより、シャワーの使い勝手が悪くなるだけでなく、ホース内部に余計な圧力がかかり、水漏れや破損の原因となることもあります。 その他、「カビの発生」も交換を検討すべきサインの一つです。 ホースに発生したカビは、見た目が不衛生なだけでなく、浴室全体の衛生環境を悪化させる可能性があります。特に、清掃しても落ちない頑固なカビは、ホース内部まで侵食している可能性があり、交換を検討する時期かもしれません。 シャワーホースの寿命は約5年が目安とされていますが、これらのサインが見られた場合は、使用年数に関わらず交換を検討しましょう。早めの対処が、快適で安全なバスタイムを守ることに繋がります。
シャワーホース根元の寿命サインを見逃さない