自分でできる対処法を試してもトイレの流れが改善しない場合や、原因が特定できない、あるいは深刻な症状が見られる場合は、迷わず専門業者に依頼することが賢明です。無理に自分で対処しようとすると、状況を悪化させたり、配管を損傷させたりするリスクがあるため注意が必要です。プロに依頼すべき判断基準はいくつかあります。一つは「ラバーカップやパイプクリーナーなど、一般的な対処法を何度か試しても全く効果がない」場合です。これは、詰まりの原因が奥深くにあるか、非常に頑固な汚れであることが考えられます。二つ目は「便器の水を流すと、水位が異常に上昇し、溢れそうになる」場合です。これは完全な詰まりに近い状態で、放置すると水漏れ事故に直結します。三つ目は「固形物を流してしまった可能性がある」場合です。硬い異物が排水管に引っかかっていると、自分で取り除くのは困難で、無理に力を加えると配管を破損させる恐れがあります。四つ目は「排水管から悪臭が継続的に発生している」場合です。これは排水トラップの機能不全や、排水管内部の深刻な汚れや詰まりを示唆している可能性があります。そして、最も重要なのは「原因が全く分からない」場合や、「自分で作業する自信がない」場合です。専門業者に依頼した場合の料金相場は、詰まりの状況や作業内容によって異なります。軽度な詰まり除去であれば、出張費込みで8,800円から15,000円程度が目安となることが多いでしょう。しかし、排水管の奥の頑固な詰まりには、トーラー作業や高圧洗浄が必要となり、12,100円から数万円、場合によっては40,000円を超えることもあります。便器の脱着が必要な場合は、さらに費用がかかります。事前に複数の業者から見積もりを取り、料金の内訳、作業内容、保証の有無などを詳しく確認することが、不当な高額請求を避け、安心して依頼するための重要なポイントです。